2012年10月8日月曜日

勧進所 八幡殿 僧形八幡神坐像

8月にあった「頼朝と重源展」でお会いした
「僧形八幡神坐像」はもともと「転害会」のときに、
年一回だけ開帳される秘仏。

国宝 僧形八幡神坐像(奈良・東大寺)

















彩色があざやかであるのは、
秘仏であるが故の貴さを示す。
もともと現在の「手向山八幡神社」である
東大寺の鎮守八幡宮の御神体であったが、
明治初年の神仏分離・廃仏毀釈により、
東大寺に移されたものなのである。

もともと鎮守八幡宮にあった御神体は、
平氏の焼き討ちにより炎上したが、
重源上人により再興されたのが

この「僧形八幡神坐像」。
勧進所 八幡殿













「八幡神は大分県の宇佐神宮を本源とする
 国家鎮護、寺院鎮守、武門隆盛などの神で、
 京都南方に岩清水八幡宮、
 鎌倉に鶴ヶ岡八幡宮が営まれた。
 主祭神は応神天皇。全国津々浦々に鎮座し、
 その数は一説に4万を超えるとされる。」
(朝日新聞「奈良には古き仏たち 僧形八幡神 東大寺・八幡殿」より)

重源上人は京都・鳥羽の仏院にあった伝 空海筆の
八幡神画像を希望したのだが、
画像は元所有の京都・神護寺から下らなかったとか…
これに立腹した重源が秘かに写した彫像を
快慶に造らせたとの逸話が残る。
まさに出生から秘めたる存在…
再び見えることができた(・ω・)v
勧進所の毬栗













「秋風の吹けども青し栗の毬 芭蕉」