2012年5月24日木曜日

横浜・山手西洋館をあるく ブラフ18番館

山手西洋館のなかでなぜか
ここだけが「ブラフ」と名乗る。
山手が外国人居留地だった頃、この高台は
Bluff(ブラフ)切り立った岬」と
呼ばれていたのがその理由らしい。

山手45番地にあったオーストラリア人貿易商
バウデン氏の住居が関東大震災で被災。
建物は倒壊や火災を逃れた部材を転用して、
バウデン氏がこの地に再建したもの。


赤褐色のフランス瓦の屋根に
上げ下げ窓に緑の鎧戸(よろいど)

ベイ・ウインドウと呼ばれる張り出し窓は、
イギリス中世の邸宅で発達したもので、
幕末の頃 居留地建築とともに伝ってきた。
戦後は天主公教横浜地区の所有となり、
カトリック山手教会の司祭館として
1991年まで使用されていたらしい。


内装の床材は米松
(べいまつ)で、
壁と天井は純白の漆喰仕上げ、
ペーパーミントグリーンが爽やか。

内部は震災復興期の外国人住宅の暮らしを再現し、
当時の横浜家具によってその雰囲気が創られていた。

サンルーム側にファンライトつきのガラス扉、
そして南側にも大きな窓がつく。

サンルームはさらに日だまり。

1階のダイニングルームは上げ下げ窓が3つ連なる。
昭和初期の洋館「旧バーナード邸」で
使われていたものだそうだ。

階段ホールの親柱...そして2階へ。

談話室にも爽やかな風が吹き抜ける。
横浜市公開西洋館7館の絵葉書「ブラフ18番館








バウデン邸(山手町45)→
カトリック山手教会司祭館→
建築年:大正末期
移築年:1993年
構造:木造2階建て
設計:不詳
所在地:横浜市中区山手町18・イタリア山庭園内
【横浜市認定歴史的建造物】

横浜の歴史的建造物ポストカード「ブラフ18番館」

















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