坂本龍馬のファシリテーター力

6月頃に紹介した『日本の行く道』という本には、
明治維新という他の国に例を見ない、
時代の転換期の話を取り上げました。


ちと蘊蓄過ぎて流された方も
多いかも知れませんが。。。改めて。。。




時代が転換するときさまざまな歯車が
あわさるとき軋み歪みもでてきます。

ところで、、、
最近のビジネス書やビジネス雑誌を見ると。。

「ファシリテーション力」
         というのを見かけます。
人々 の活動が容易にできるよう支援し、
うまくことが運ぶように舵取りすることを言うらしく。
会議のための技法ととらえられることが多く、
狭いイミで
「ミーティングが円滑に運営されるように
    働きかけること」

      などと解説されることがあります。


明治維新とは裏返せば薩摩・長州の藩の
利害の折り合いの結果でもありました。
その時の選択にファシリテーターとして
活躍できたのがかの「坂本龍馬」だといえます。

こないだの『日本の行く道』でも触れましたが、
その時代の選択として、当時は外圧に対抗するため
   薩長連合の実現が必然としての選択となりました。
この機会に龍馬が支持した選択は最優先事項として
     薩長両勢力に関わることでした。
ややもすれば「二股膏薬」とも揶揄される立ち振る舞い、
そこには龍馬の良心にもとづいた、
達成イメージへの情熱と信念があったからだと思います。




ファシリテーター は英語で

「 facilitator 」と綴られます。
日本語では「協働促進者」または「共創支援者」と
     訳すのでしょうか???
昨今のこれらの和訳はよりわかりにくく、、、
ぶっちゃけて言うと「黒子のリーダー」ってこと??

ただ・・・・
黒子に徹するとか舵取りを担うって
      本当に難しいですよね。

コトバがあれば協会がある時代、
日本ファシリテーション協会
       なるものまであるようです。。






おしゃべりの虎次郎がファシリテーター になんて、、
 自分サイズで行くしかありませぬが。。。
暑気払いすまぬ、、、たわごとでございます。

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