2014年2月12日水曜日

大阪レトロビル 旧阿倍野橋ホテル


キューズモールあべのハルカスと…
新興著しい天王寺界隈にあって、
その存在感を放っている洋館。

あびこ筋側から見ると。。。
二つのビルがくっついて
建っているように見えます。
西側部分がスパニッシュスタイル

左右ともに
「阿倍野橋ホテル」という建物で、
上部が褐色のスクラッチタイル貼り。

意匠がそこかしこに残されていて、
見どころがそこかしこにあります。

窓のデザインも腰下は石造り。

エントランスアーチもあります。
最近まで「阿倍野郵便局阿倍野橋分室
として使われていたそうです。
ステンドグラスなども見えたようですが、
今はシャッターとベニヤ板で覆われています。

屋上には塔屋のようなものが...

天王寺公園側からみると二つの塔屋。



あっさりしたデザインの東側接合部...
ひょっとするとこちらは増築なのかも?
東側部分はまだ使われていて、
「大手前看護専門学校」の看板。
インターナショナルスタイル
ともいうのかな。
ある意味モダンなデザインだから、
せっかくだから手を入れれば、
オシャレなカフェに
変身できそうに思います。
北側にはJRの電車が行き交っています。
ただ一段高く手前に敷かれている線路は、
今は使われていません。
実は「南海天王寺支線」と呼ばれるもので、

天王寺と天下茶屋を繋いでいたもの。

1900年から1984年にかけて、

天王寺駅から天下茶屋駅間の2.4km間。
旧国鉄と南海との連絡線であったのですが、
1966年に新今宮駅が開業すると支線扱いとなり、
地下鉄堺筋線が天下茶屋まで開通すると、

ほぼ同時に廃止となった...とか。
その遺構がここに。
ぜひ「ハルカス」を見上げるついでに…
かつての
阿倍野橋界隈を感じてみてください!

旧阿倍野橋ホテル
→浪速郵便局阿倍野橋分室
 +大手前看護専門学校
建築年:1931年(昭和6)、1935年(昭和10)
設計:鈴木太吉
施工:八木工務店