洋館めぐり 旧高嶋平介邸(神戸市東灘区)

昨年の11月に行った洋館を蔵出し(・ω・)v

江戸時代末期からある
甲南漬」という漬物の会社の旧社長宅、
昭和初期の住宅建築です。
まさにハイカラ住宅の先駆け。
玄関の真上が階段室になっており、
3階まで続く窓がオモシロイ。
宇宙船?飛行機?。
八角形を半分にした張り出しがあり、
1階、2階ともにサンルームになってます。

洋室は八角形の出窓のある一室のみ。
こちらは喫茶室として開放されていました。



アールデコ調の玄関灯。
なかに入ると高い天井の廊下が続きます。

ステンドグラスなんかもありました、


奥いると...和の設え。

モダンな外観ながらも、
1階の南側は和室が主体になっています。



プライベートな空間は
和で統一されているようですが、

バスタブとか。。。

温水の出る洗面台がありました。

そして裏庭にでると。。。
しっかりとした
日本庭園が設えてありました。





そして竈があり...

和室の「平介茶屋」で、
ここで炊かれたご飯がいただけるとか...

建物のなかには
甲南漬資料館」の看板。
味醂や甲南漬けの製法を解説板など。。。

「甲南漬本店」
大正12年に作られた
旧本店の雰囲気を受け継いでいます。

甲南漬の原料となる酒粕は、
いい日本酒に支えられています。
灘の酒豪のこも樽が積まれていました。

「旧高嶋平介邸」
→「甲南漬資料館」
建築年:1930年(昭和5)
構造:鉄筋コンクリート一部3階建
設計:清水栄二
所在地:神戸市東灘区御影塚町4ー4-8
【国登録有形文化財】

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