2010年12月26日日曜日

大大阪をあるく24 小川香料大阪支店





















「小川香料大阪支店」

小川香料は明治時代に大阪で創業し、
現在は本社は東京日本橋、
主に食品香料と香粧品香料を作ってる会社。
まさに匂いを操るパイオニアなんだそうだ。


丸みをおびた窓枠に窓庇が交差する、
庇がついたミニ「高麗橋野村ビル」
    といったところか。
玄関上部に見られる
八角形のステンドグラスは、
上品でかわいらしい雰囲気を漂わせる。

















実はこの建物はあのインカ帝国風ビルの
「芝川ビル」と同じ設計者の
本間乙彦 の手によるもの。

「小川香料大阪支店」が建てられた
昭和初期の
大阪では、
古い町家や明治初期の近代建築が、
新旧交代
が急速に進んでいたようで、
「スクラップ・アンド・ビルド」の
時代にありました。

















庇のアールや茶色のタイルたち、
本間氏はあえて最先端を行くよりも、
昔を懐かしむ味わいを
加えていたように思えます。


建築年:1930年(昭和5)
鉄筋コンクリート造4階建
設計:本間乙彦