花燃ゆ防府へ③周防国分寺


ほうふ花燃ゆ周遊バス
次の停留所は「周防国分寺

仏教を国教として広めようとした
国家プロジェクト、
国ごとに国分寺、国分尼寺を建てた
歴史を感じさせる場所です。
天平13年(741) の聖武天皇の勅願寺

創建当初の境内に、
伽藍を今も残している
きわめて珍しいお寺なのです。

そして金堂内には
本尊 藥師如来坐像を中心に、
日光・月光菩薩立像、
四天王像、十二神将などなど。
教王護国寺=東寺の立体曼荼羅に、
ひけをとらない仏さまたちのオールスター

脇侍の日光・月光ともに、
須弥壇の四隅を固める四天王像は
平安時代の一木造なのであります。
いいモノ見れてよかった〜〜。

金堂の蟇股の装飾はみごと。

安永8年(1779年)に
毛利重就によって
再建されたものであるので、
抱き沢潟」の彫り物が施される。

沢潟(おもだか)は、
合戦に臨んで河を渡った毛利元就が、
沢潟に蜻蛉が止まっているのを
見たことに因んでいます。
沢潟は勝軍草も呼ばれ、
毛利女紋とされているもの。

そして「一文字」と、
オリオン座の中央に輝く
三武・将軍星の「三つ星」の
組み合わせ「一文字に三つ星」の紋

二層入母屋造りで正面、背面ともに
一間向唐破風造りの向拝があります。


天平創建時とほほ同じ位置の仁王門
文禄5年(1596年)に
毛利輝元が再建したものに、
室町時代の仁王像がおられました。

五本線の筋塀
御所、門跡寺院、
勅願寺院などにみられる
格式の高さをあらわしているのが筋塀。
格式の高さにより、三本、四本もあり、
五本が最高とされており、
周防国分寺の格式を今に伝えています。

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