京の夏の旅2014〜祇園閣③


祇園閣の続き...
しばらくぶりです(・ω・)v
大雲院は織田信長・信忠の菩提を弔うために、
開山されたものなのだが、
烏丸二条南から伽藍が遷されているので...

境内にある墓なるものは、
モニュメントのようなものなのでしょう。
実は信長の墓所は30近くあり...
本能寺の変の報を聞き住職がかけつけて、

裏手の藪で火葬したあと埋葬したとされる
上京区寺町通今出川上ルの
阿弥陀寺」とか。

信長の一周忌の法要ために、
秀吉が建立したとされる
大徳寺の塔中の一つである
大徳寺総見院」などなど...
ここ大雲院も
その一つということでございます。

もうひとつの有名人の墓もここに
一説によると、秀吉暗殺を画策し、

捕縛されたともされる人物がなぜ?
そもそも一介の盗賊が天下人を
暗殺したかったとは思えませんが...

五右衛門と大雲院のかかわり...
いわれているのはこんな感じなのです。
当時の大雲院は処刑場までの道筋である
四条寺町にあって、引き回しの道すがら
大雲院の貞安上人に出会ったとか。
自ら自分を弔ってほしいと
懇願したことによるとか。

処刑後つけられた五右衛門の戒名ってのも、
ちょっと不思議なのであります。
融仙院良岳寿感禅定門」って戒名、
寺や社会への貢献を称えている字が並ぶ。
ミステリアスなスポットでもあります。

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