2014年9月6日土曜日

つよき者の悩める姿〜「曾我蕭白 鳥獣画の探究」へ


朝日新聞社の創業者・
村山龍平 さんのコレクション
神戸市にある「香雪美術館」に
行って来ました。
曾我蕭白は京都に生まれたという
出生をのぞくと謎に包まれた画家。
十代のころから画業で身を立てることを
目指して学んでいたそうです。
「雪山童子図」曾我蕭白 画(三重・継松寺) 

室町水墨画に学んだ個性的表現、
虎次郎の好きな
伊藤若冲長沢芦雪とともに、
「奇想の画家」として知られる存在。
「鷹図」曾我蕭白 画(香雪美術館)

鳥獣画の探究」と銘打たれた企画展は、
彼が2度滞在したとされる伊勢で
受け継がれた屏風や襖絵などが
展示されていました。
「架鷹図屏風」のうち左隻 部分 曾我蕭白 画
 (奈良県立美術館・17世紀)

「波濤群禽図襖」部分 曾我蕭白 画
 (三重県立美術館・1764年頃)

なかでも三重の民家に大切に受け継がれた
鷹図押貼絵屏風」は
これまでみた蕭白の絵とは、
一線を画すものでした。
絵ハガキなどが無かったので
画はないのですが...

猛禽類の頂点にある鷹が狙う"禽類"...
食うものと食われるもののある姿。
強いであるが故に
その内面に秘める鷹の威容。
いろんな鳥を襲ってる鷹...
そして逃げ惑う禽類。
水に映る鷹の姿は
デザイン的にも卓越したものがありました。
「比叡山図」曾我蕭白 画
 (滋賀県立琵琶湖文化館)

蕭白の作品は、
ケバケバしいという印象を
持っていたのですが...
まさに目からウロコの展覧会でした。