「龍虎図」伝 俵屋 宗達 筆 <出光美術館名品展より>
「龍虎図」 伝 俵屋 宗達 筆
出光美術館 蔵
俵屋 宗達 の描いた
この 虎 の絵は、
とても愛嬌のある表情をみせています。
龍虎の構図はいろんな画家が
描いているものですが、
まるで飼い猫のように
口をへの字に結んだ姿は
正獣としてでない
動物らしさを感じさせます。
ドラえもん のようでもあります。。
出光美術館 の学芸員の 内藤 正人 さんは、
名品展の図録で次のように語っておられます。
「堅苦しい 漢画 のモティーフを 湿潤 な 水墨表現 で
換骨奪胎(かんこつ‐だったい)してみせたこの図は、
宗達 の芸術を語るにはまさにうってつけである。」
(「出光美術館名品展 II」作品解説より)
この龍虎図には 宗達 の筆を示す決定打。。。
落款などのサインは ありません。
宗達 の幅の広さを感じさせる大らかな作品で
虎好き にとって、とても興味深い逸品です。
※ 換骨奪胎 (かんこつ だったい)とは?
《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意》
先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。
出光美術館 蔵
俵屋 宗達 の描いた
この 虎 の絵は、
とても愛嬌のある表情をみせています。
龍虎の構図はいろんな画家が
描いているものですが、
まるで飼い猫のように
口をへの字に結んだ姿は
正獣としてでない
動物らしさを感じさせます。
ドラえもん のようでもあります。。
出光美術館 の学芸員の 内藤 正人 さんは、
名品展の図録で次のように語っておられます。
「堅苦しい 漢画 のモティーフを 湿潤 な 水墨表現 で
換骨奪胎(かんこつ‐だったい)してみせたこの図は、
宗達 の芸術を語るにはまさにうってつけである。」
(「出光美術館名品展 II」作品解説より)
この龍虎図には 宗達 の筆を示す決定打。。。
落款などのサインは ありません。
宗達 の幅の広さを感じさせる大らかな作品で
虎好き にとって、とても興味深い逸品です。
※ 換骨奪胎 (かんこつ だったい)とは?
《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意》
先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。