はにわ大行進!


ちょっと
古墳にハマってるので、
大阪歴史博物館の「はにわ大行進
を覗いてきました。
特別展の埴輪たちは、
大阪市平野区の長原遺跡のもの。
1974年の地下鉄延伸で
発見された長原古墳群
最初に見つかった古墳は
塚ノ本古墳と名付けられ…
その後調査された古墳は、
221基にのぼりました。
4世紀後半から6世紀中葉に
かけて造られたのですが、
墳丘の破壊によって
埋葬施設や副葬品が
失われていたこともあり、
築造年代はよく分かっていません。

衝角を表した冑形埴輪、
衝角とは体当たりで敵艦を
破壊するために軍艦の船首に
つけたクチバシ状の突起のこと。

冑形埴輪」国重文 
 長原170号墳出土 
 文化庁蔵・大阪歴博保管
古墳時代中期の「船形埴輪
丸木をくり抜いた船底に
舷側(げんそく)板、
船首と船尾が分かれる構造。
オールを掛けるピポットが4対、
8人以上で漕いでいたよう。
「船形埴輪」国重文
   長原170号墳出土 
 文化庁蔵・大阪歴博保管
こちらの「船形埴輪」は、
ピポットの間に横板がみられます。
漕ぎ手の腰掛けのよう、
船底の2箇所の穴に、
旗竿などの支柱があったのかも
知れません。

盾は矢や刀から実を守る武具、
被葬者を邪霊から護るために
置かれた「盾形埴輪」。
 国重文 長原170号墳出土 
 文化庁蔵・大阪歴博保管
前後に張り出した髷(まげ)を
結う巫女の姿
前方に伸ばす腕は、
何かを捧げていたのかも?
動物の埴輪もいろいろ…
馬とか


鶏とか


家とか…


短甲形埴輪と草摺形埴輪

こんな変わった
カタチの埴輪もありました。
鞆形埴輪というもの。

とは、弓を射る時に
左手首の内側につけて、
矢を放ったあと弓の弦が
腕や釧に当たるのを防ぐ道具。
左腕に「ほむた(鞆)」のような
コブをもって生まれた
ホムタワケノミコトは、
応神天皇を指すそうで、
武神として尊崇されているとか。


はにわ大行進…
一部を除きほぼ撮影可でした。
 長原古墳群と長原遺跡
 大阪歴史博物館 
 〜3月17日まで 火曜日休館

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