ならぶら 奈良基督教会堂


興福寺境内に隣接する
お寺のような和風建築の教会。
昭和初期建設の
和風キリスト教会堂、
その代表的なのが
日本聖公会 奈良基督教会堂」。





第10回 ひがしむき
光のページェントということで、
敷地内に入らせてもらいました。

奈良県が奈良公園地区に新築する
建物の外観を規制していて、
日本の伝統的な様式が
望ましいとしたために
和風意匠が採用されたそうです。

設計・施工は、
この教会の信徒でもある、
奈良の宮大工の大木吉太郎さん。
親愛幼稚園舎は1929年、
会堂は1930年にそれぞれ竣工。

会堂は本格的な三廊式教会堂、
勾配の緩い伸びやかな屋根。






小組格天井

菱格子欄間など…
和風要素で構成されています。


重要文化財の指定を受けたのは、
2015年7月のこと。

















「日本聖公会奈良基督教会 会堂」

竣工年:1930(昭和5)年
設計 :大木吉太郎
構造 :三廊式教会堂、木造
    桟瓦葺一部銅板葺、西面渡廊下附属
【国 重要文化財】

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