伏水の酒めぐり


豊かな伏流水に恵まれた地「伏見」。
かつて「伏水」と書かれていた酒蔵の風景を
楽しみに冬雲の合間をぬって楽しんできました。

京阪「中書島駅」を降りるとすぐ目に付く道標。
秀吉公の守本尊・弁財天が祀られる「長建寺」へ。

赤い土塀と中国を思わせる
竜宮造の門をくぐると。

ここに湧き出づるのが「閼伽水(あかすい)」。
仏に供える水のことをさしているそうです。

そしてこちら蛙石。
じっとみつめると愛嬌のいい顔が現れる。

伏見は伏見城築城ののち、伏見港が造られて、
高瀬舟から三十石船へと乗り継ぐ水運の要衝。
大きな船着場「寺田屋浜」を持っていた船宿は、
誰もが知る維新の一幕が興じられた場所。
せっかくなので初めてなかを見てきました。

「梅ノ間」は坂本龍馬が愛した部屋だそうで、
床の間にかかる龍馬は京都円山公園の像の
モデルになったものなのだそうです。

入浴中に異変に気付いたお龍が・・

裸のままこの階段を駆け上がったとか。

そして・・・

「寺田屋」の近くにあり「伏水」を持つ
キザクラカッパカントリーへ・・・

♫カッパッパ ルンパッパァ 
 カッパキザクラ カッパッパァ
なつかしいCMも楽しめる。

こんなカッパ達も泳いでいでいました。

1637年 大倉治右衛門が創業した
「大倉家本宅」の前を通って・・・

「月桂冠」で知られる「月桂冠大倉記念館」へ
年末年始が休業なので昨日行ったのはそんな理由。

酒どころ伏見のたたずまいをそのまま残す風景。

こちらの名水は「さかみづ」。

「さかみづ」という名は「栄え水」とともに
古くは酒の異名でもあったそうです。

展示棟には昔ながらの酒造りの工程が、
貴重な酒造道具とともに
所狭しと並べられていました。

こちらは「麹室」の再現。
40時間ちかくをかけて麹を作り上げていたそうです。
 
野球小僧」という酒販店さん用の看板。
1934年に来日した
あのベーブ・ルースにちなんだそうです。

そして新酒の酒粕を買い求め。。。
お土産のお酒もいただきました。
クルマでなければ試飲もさせてもらえます。

次は「灘」の酒蔵にでも行こうかと思ってます。

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