銀の水面に迷ふ 草間彌生「秘密の庭」

国立国際美術館のあの水玉強迫から...
個展と連動のイベントをやっていると知り、
地元・城東区の古民家で再び水玉体験
電信柱がキリン柄??
大阪環状線の森ノ宮駅から歩いて10分ほど、
平野川沿いの裏手の細い路地を分け入ると、
ショッキングな水玉の家が出立つ。



カルペディエム Carpe Diem」という
マルチカルチャーな発信基地なんだそうである。
茶の湯、生け花、着付けなどなど、
本格的なフランス料理の
レッスンなんかもやってるとか…


300坪の日本庭園の池に銀玉がぎっしり...
facebookの投稿を見て...
友人は曰く「パチンコ屋店主の邸宅か」なんて。
これこそ「ア〜ト」なのである。
主催者のフランク・リヴァさんは云う。
「今回は、草間作品を誰でも気軽に楽しめるように
との願いが込められています。
『秘密の庭』に足を運んで
ここでしか味わえない芸術を体験してみてください」
庭のアートは「ナーシスガーデン」という作品。

水玉のガラスの奥には草間の間があり、
オブジェ
大いなる巨大な南瓜(かぼちゃ)」…
フランスの造幣局で作られたのらしい。
実は中高の連れのブログで知った。
色とりどりのカボチャたち。


そして和室も草間さんの襖絵。

ガラスに貼られた水玉を通すと
ある距離から見ると…
なんと庭の風景が回転するのである。

ナーシスガーデン」の銀の水面も、
あまり接近すると虎次郎が写り込む。
ほどよい距離が大事ってことやな。

庭園には梅、そして桜があり
「また違った印象を見せるから
 また来てください」とスタッフさん。


このイベントは4月7日までやってるから、
また覗きに来るかもしれない。
雨の雫を帯びるとどうなるのか?
とうとう「彌生」に迷い込んだのか
草間彌生プライヴェート・インスタレーション
■場  所 Carpediem(カルペディエム)
大阪市城東区中浜3-2-14
TEL:06-6961-0444
■開催期間 2012年4月7日(土)まで 月曜定休 
■公開時間 16時~18時 


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