「頼朝と重源展」を堪能す!


拡大夏休みのお陰にてブラブラと奈良へ...
奈良国立博物館でやってる「頼朝と重源」展を
観てきました(・ω・)v
サブタイトルの「東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆」
ってのが、時代を追っかけた感じがします。
国宝 重源上人坐像(奈良・東大寺)
1180年の平重衡の兵火で東大寺の大仏殿は、
二階に逃げ込んでいた約1700人と共に焼け落ち、
大仏も見る影もなく損壊したのだそうです。
そんな状況下のなかで翌年の8月に、
朝廷から「造東大寺大勧進職」に任ぜられたのが、
俊乗房 重源(しゅんじょうぼう ちょうげん)です。
国宝 源頼朝像(京都・神護寺)
ほぼ灰燼に期した東大寺の再興を目指し、
諸国を勧進して寄進を募るのですが、
多くの人から少しずつ資金を得る形では
事業が進まないと考えてその期待を寄せたのが、
京都の政権中枢・後白河法皇と、
鎌倉幕府を起こした源頼朝であったといいます。
ちなみに源頼朝像は8月19日までの展示です。
重要文化財 後白河法皇坐像(京都・長講堂)
鎮護国家の寺である東大寺の再建は、
まさに政治的立場を示す場でもあったようです。
頼朝は資金や物資の調達のみならず、
大仏殿安置の巨像群の造立を
御家人に分担させていたとか。
国宝 僧形八幡神坐像(奈良・東大寺)
こちらは「僧形八幡神坐像」で、
重源の信頼が厚かった
快慶」に委嘱して新造したもの。
毎年10月5日の「転害会」にしか
一般開扉されないから...ちょっと感激です!!
四天王立像<勧進所阿弥陀堂所在>(奈良・東大寺)
「僧形八幡神坐像」と並んで、
藤末鎌初の彫刻らしい姿形をしていて、
小品ながらも迫力がありました。

東大寺大仏殿で久しぶりに大好きな大仏さんにも
会って来ましたよ!!改めてレポります(・ω・)v

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