京の冬の旅2023+ 堂本印象美術館
京都からもうひとっ旅 おけいはん パンフ
「 HITO=TABI 」でも紹介されてた
堂本印象美術館…
ずいぶん前から存在は知っていたけど、
立命館大学 衣笠キャンパス前に、
異様を放つ建物なのです。
1966年に堂本印象自らデザインの
美術館なのですが、2018年3月に
リニューアルオープン。
建築当時の姿に甦ったのだとか…
1991年8月に印象作品とともに
京都府に寄贈されたのは、
一言で "維持できなくなった"から。
裁判所庁舎として
全国希にみる堂々たる庁舎で
正義の殿堂として当市民は常に
心強さを感じている次第であります。
かくの如き立派な
庁舎の表玄関ホールに
何らの装飾もないのは
一般大衆より眺めるとき 何となくつめたさを
感じますので幸い同ホールの
西北に面し大きな窓硝子の
設備がありますから
ここに平和の象徴を顕彰した
アクリルライト製の絵を入れ
建物と裁判所との融和を計り
一層親しまれる裁判所になって
いただきたくここに
窓絵壱組を寄贈しもって
当市の微衷を表します。」福井に見に行こうかな…
京都府に寄贈されたのは、
一言で "維持できなくなった"から。
京都府寄贈後は2006年6月から
学校法人立命館、
2012年4月から京都文化財団が、
"指定管理者"になっておるのです。
時代でイメージが異なる堂本印象、
京都で生まれ…
京都市立美術工芸学校卒業後、
西陣織の図案制作に携わり、
その後、花鳥画や風景画、
仏画など日本画家として活躍。
戦後61歳の時にヨーロッパへ…
抽象表現へと作風が一変します。
作風が変わる作家は
少なくありませんが、
変わる前と変わった後、
ともに評価されるのは
"印象"ぐらいかも知れませんね。
前衛美術の"アンフォルメル"に共鳴、
日本画の域を超え
彫刻、陶芸、ガラス、
学校法人立命館、
2012年4月から京都文化財団が、
"指定管理者"になっておるのです。
時代でイメージが異なる堂本印象、
京都で生まれ…
京都市立美術工芸学校卒業後、
西陣織の図案制作に携わり、
その後、花鳥画や風景画、
仏画など日本画家として活躍。
戦後61歳の時にヨーロッパへ…
抽象表現へと作風が一変します。
作風が変わる作家は
少なくありませんが、
変わる前と変わった後、
ともに評価されるのは
"印象"ぐらいかも知れませんね。
前衛美術の"アンフォルメル"に共鳴、
日本画の域を超え
彫刻、陶芸、ガラス、
金工、染色…
《戦艦大和守護神》
戦艦大和艦長室の守護神、
描かれるのは奈良県にある
大和神社の神殿。
戦艦大和の建造計画が
極秘で進んでいたので、
制作した堂本印象も、
真の意味は知らされず…
出撃直前に難を逃れ…
海上自衛隊の所蔵のもの。
戦艦大和艦長室の守護神、
描かれるのは奈良県にある
大和神社の神殿。
戦艦大和の建造計画が
極秘で進んでいたので、
制作した堂本印象も、
真の意味は知らされず…
出撃直前に難を逃れ…
海上自衛隊の所蔵のもの。
堂本印象美術館蔵の
1929年筆の《木華開耶媛》
《兎(三思図)》1931年
堂本印象美術館蔵
建設は1966(昭和41)年のこと、
印象の自宅隣に建てられました。
美術館を造るにあたって、
訪ね歩いた欧州の宮殿や邸宅を
用いた美術館を参考にしたとか。
外観はもちろん内装、
ドアノブや照明に至るまで、
オール印象デザインなのです。
縦横無尽なデザインの真ん中に肖像。
とてもお母さん思いだったそうで、
お顔はお母さんだと言われています。
2018年のリニューアルでは、
庭も整備されて小径には、
印象デザインの椅子たち。
年数回は野外展示も
行われるいるとか…
残念ながら内部はカメラNG
入って正面には館のシンボル、
ステンドグラス《蒐核》…
実は大丸百貨店の包装紙が
使われているのです。
奇抜な発想の印象の一面を
感じさせるものです。
2階には福井地方裁判所の
ステンドグラスのミニチュア、
元の高さは8.4m、幅4.4mの
大型の作品です。
福井地方裁判所のHPより
作品の名は《楽園》
「裁判所は,世の罪人が
裁かれる場所であり,
この聖なる情景によって
悪霊が浄化されることを祈る。」
実は堂本印象は裁判所にゆかりが深く、
1951年の旧最高裁判所大法廷壁画
《聖徳太子憲法御宣布》、
1964年には現最高裁判所の
大会議室壁画《豊霊》など、
ヨーロッパの大聖堂にステンドグラス、
でも裁判所のステンドグラスは稀有。
「新憲法の下における1929年筆の《木華開耶媛》
《兎(三思図)》1931年
堂本印象美術館蔵
建設は1966(昭和41)年のこと、
印象の自宅隣に建てられました。
美術館を造るにあたって、
訪ね歩いた欧州の宮殿や邸宅を
用いた美術館を参考にしたとか。
外観はもちろん内装、
ドアノブや照明に至るまで、
オール印象デザインなのです。
縦横無尽なデザインの真ん中に肖像。
とてもお母さん思いだったそうで、
お顔はお母さんだと言われています。
2018年のリニューアルでは、
庭も整備されて小径には、
印象デザインの椅子たち。
年数回は野外展示も
行われるいるとか…
残念ながら内部はカメラNG
入って正面には館のシンボル、
ステンドグラス《蒐核》…
実は大丸百貨店の包装紙が
使われているのです。
奇抜な発想の印象の一面を
感じさせるものです。
2階には福井地方裁判所の
ステンドグラスのミニチュア、
元の高さは8.4m、幅4.4mの
大型の作品です。
福井地方裁判所のHPより
作品の名は《楽園》
「裁判所は,世の罪人が
裁かれる場所であり,
この聖なる情景によって
悪霊が浄化されることを祈る。」
実は堂本印象は裁判所にゆかりが深く、
1951年の旧最高裁判所大法廷壁画
《聖徳太子憲法御宣布》、
1964年には現最高裁判所の
大会議室壁画《豊霊》など、
ヨーロッパの大聖堂にステンドグラス、
でも裁判所のステンドグラスは稀有。
裁判所庁舎として
全国希にみる堂々たる庁舎で
正義の殿堂として当市民は常に
心強さを感じている次第であります。
かくの如き立派な
庁舎の表玄関ホールに
何らの装飾もないのは
一般大衆より眺めるとき 何となくつめたさを
感じますので幸い同ホールの
西北に面し大きな窓硝子の
設備がありますから
ここに平和の象徴を顕彰した
アクリルライト製の絵を入れ
建物と裁判所との融和を計り
一層親しまれる裁判所になって
いただきたくここに
窓絵壱組を寄贈しもって
当市の微衷を表します。」福井に見に行こうかな…
京阪電車と京都市地下鉄で、
手に入れることができますが、
ネットでも閲覧できます。