綴り残す愛のことば『愛を積むひと』

佐藤浩市さん、樋口可南子さん、
北川景子さんに吉田羊さん・・・
元気な杉咲花さんも出てる。
強力な個性満開の柄本明さんに、
「踊る」の佐戸井けん太さんも。。。
好きな俳優さんばかりでてて、
豪華キャスト過ぎて
大丈夫かと思いつつ。
7月のファーストデイ
同窓会の集会もあったので、
半日のお休みを有効に。
愛を積むひと』を観てきました。
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原作「石を積むひと」の原題は、
The Pearls of the Stone Man」で
直訳すれば「石男の真珠」。
アメリカは
カリフォルニア州のパインマウンテンと
呼ばれる自然豊かな土地で、
「ストーンマン」とあだ名された老人が
亡き妻の願いを叶えるため、
残された人生を費やしてひたすら石を積み、
塀を完成させていく物語です。
老夫婦の愛を軸に、
考え方や意識の異なる若い世代と
老世代が共に支え合って、
よろよい未来を築いていく理想が、
様々な大きさや形の石があって
初めて完成する石壁に重ねて描かれいます。

映画パンフ
(「映画の力、小説の力」杉田七重)より
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映画のタイトルにはない
劇中の篤史と良子が、
一年に一粒づつ繋いだ真珠
自分たちの身の丈にあるがゆえに、
かけがのない尊く、
夫婦の日々を映し出す存在。

そして・・・
さまざまな力のバランスで
造り上げらた石塀。
大きな存在なものもあれば、
小さな欠片の存在こそが
石塀を支えています。

当たり前だと片付けてしまいがちな、
人と人との関わりこそが
これからの時代にこそ、
必要なんだと感じることの
できる名作です。
『愛を積むひと」は
そんな作品だと思います。

小説『石を積むひと』には、
多くの妻が
残した手紙が出てくるそうです。
明日に何かを残すことには
少し躊躇するジブンがいます。
なにか手紙を遺すなどということは、
これからも皆無やと思いますが、
ボクを愛してくれた人たちの
やさしい記憶たちはこれからも
大切にしていきたいと思います。

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