夏詣2025 穴守稲荷神社〜京急 穴守稲荷駅

化政年間に羽田浦に 勧請の" 穴守稲荷 "、 穴守とは堤防の穴を守るの意。 社務所でいただいた 花繰あづみ さんの描いた 「 穴守稲荷さんのお話 」によると… 往時は四万基を超える鳥居、 海水浴場に競馬場、 温泉が湧き多くの人々で 連日大賑わいだったそうです。 ただ宮司にも徴兵があり… 戦後はGHQにより社地を含めて、 この地域は村ごと埋め立てられ 空港になったのです。 連合国軍による羽田空港拡張、 いわゆる羽田村の 48時間の強制退去 が執行。 京急の 穴守稲荷駅 が最寄駅ですが、 駅から直接参詣したのは初めて。 駅を出るとすぐに大きな赤い鳥居 駅前には コンちゃん 、 京急が1991年9月に奉納。 参道もしっかりとしたもの。 講社名が刻まれた碑石 こちら 水琴窟 手水鉢からすくって、 注ぐと軽やかな音。 参詣は実は2回目 でして… こちらへのお礼参り。 穴守とANA が通じて、 全日空への就職を目指す人たち、 航空神社には" 青い鳥居 "が 奉納されるのです。 2022年8月にはANAグループとの タイアップ御朱印帳が頒布、 JALコラボも2023年2月に続いたとか。 知り合いの子が ANAのCA になったこと、 そのお礼参りと空の安全を願って、 "航空稲荷 福徳守”を授かりました。 ”航空安全 還帰必成" とあります。 大鳥居は1999年に移設されたもの、 国が鳥居の撤去費用、羽田空港の 主要企業8社など移設先設置費用を 分担したのだそうです。 神楽殿 拝殿 神紋には 抱き稲に"穴守" 千本鳥居の奥に稲荷山 奥之宮には小さな鳥居や 狐像が祀られています。 いざ稲荷山へ 見下ろすと本殿 千本鳥居 稲荷上乃社 伏見稲荷大社のご神体山 を模し、 2020年に竣工されたもの。 高さは戦前にあった稲荷山と 同じ11メートル にしたそうです。 稲荷山の頂上には 御嶽神社 、 1906年2月に南多摩郡横山村より 遷座されて唯一の境内摂社 として祀られていたのですが、 戦後に遷座後も築山に一祠。 ご神石は2020年に 木曽の御嶽神社 より あらためて勧請。 "お穴さま" 神砂をいただくことができる。 その由来 ~ある日、ひとりの老人の漁師、 大漁で喜んで家に帰り、 魚を入れた魚...