1970EXPOユニコレ① ユニホームとホステス
万博といえば虎次郎にとっては、
1970年の大阪万博のこと。
近づく2025大阪万博よりも
やはり万博は"1970EXPO"です。
1970EXPOのころは、
コンパニオンといわずに
万国博 "ホステス"と呼びました。
来年の2月28日まで行われている
万博記念公園内にある
EXPO70パビリオンで公開中の、
ユニホーム・コレクションより、
いくつか紹介していきます。
国内外のVIP接遇のエスコートガイド、
外国人観客を案内する通訳ホステス、
全国の観客を案内するミス万国博の
3種類のホステスがあったそうです。
エスコートガイドの採用は、
東京と大阪で試験が行われ、
英語は必須科目で、
55名のエスコートガイドが活躍。
エスコートガイドの着用の
ユニホームは紺色ベースに
白色がアクセントとして
あしらわれました。
3月15日から9月13日と
半年にわたった会期により、
夏服と季節の変わり目の合服。
万国博のシンボルマークの
青色・緑色・赤色のうち、
エスコトートガイドは青色。
サブカラーの緑色は、
テーマ館ホステスのユニホームに。
テーマ館には大阪万博の太陽の塔が
その一部として建設されました。
塔內部には"生命の樹"が存在し、
地下や空中展示と合わせて、
その案内を担ったのが
テーマ館ホステス。
緑色と白とのツートンカラーという
シンプルな色合いになっていました。
合服はツーピース、
長袖の上着にミニスカート。
帽子は紺色とし、TPOによって
マントの着用もおこなわれた。
夏服の帽子は白色で、
夏服用のジャケットも用意された。
制服のデザインは広く一般公募…
だが募集要項によると、
応募すること事態が
容易でなかったようでした。
冬期、夏期の制服、コート、
帽子、靴、鞄、手袋…
全身のコーディネート。
一次審査が通ると、
二次出品には実物見本がいる。
132点の応募で一次通過が20点、
三越、名鉄、大丸の百貨店の
デザイナーなどプロたちが競合。
採用されたのは、
伊勢丹研究所の松本恵渓子さん。
万国博ホステス483名分は
すべて伊勢丹が製作担当した。
GIRLS UNIFORM COLLECTION
EXPO'70 ESCORT GUIDE