京都の洋館をあるく ちょっと寄り道「六角堂」

京都市内の住所表記は長い...
そして郵便番号を検索するのが厄介だ。
そもそも古くは京都の郵便配達を
郵便番号に頼っていたかどうかは不明。
京都生まれで大学も京都だった虎次郎には、
丸竹夷二押御池姉三六角蛸錦
 四綾仏高松万五条」と東西の通りが
分かっていれば...上ルか下ルで、
だいたいの場所にたどり着く。

三条通の一本下(シモ)は「六角」で六角通
洋館めぐりなのだが...
じっくりと見たことがなかったので
その間にある通りの名の「六角堂」を見てきた。
住所表記は「京都市中京区
  六角通東洞院西入堂之前町248 」になる。

寺号は「紫雲山頂法寺」。
創建と伝わる聖徳太子が堂を建てる時、
老翁の毎朝紫の雲がたなびく
杉の巨木を使うようにと教えで
  その名がついたのだそうです。
ここが京のど真ん中とも言われ、
へそ石」という円い穴があいた
     六角の石があります。
もとは門前の六角通りにあったのが、
明治のはじめにここに移されたそうです。

堂の北面に聖徳太子が沐浴された池があったそうで、
小野妹子を始祖と伝える僧侶の住坊が池のほとりあり、
だから「池坊」と呼ばれるようになったそうです。
池坊の祖先は、朝夕に花を供えてきいたようで、
いつしか「いけばなの名手」として知られます。
池坊の教室などが入る「WEST18」というビル、
「展望エレベーター」ってあるけど、
ただし、展望台はございません」って...
WEST18」ってのは、
六角堂が西国三十三所の
第十八番札所にあたることだから。
実はシースルーエレベーターって、
虎次郎不得意なんですよね。
上がるときはダイジョウブなのですが、
下りは隣の外の見えないのに乗りました。
そして最上階に行くと
小さいスペースでしたが、
見下ろす場所がありました。
なかなかの絶景(・ω・)v
六の角」とは
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)に
より生ずる六欲のことを言うのだそうです、
煩悩を脱して角を無くして
円満になるようにとの祈りが
 込められているのだそうです。

こちら「十六羅漢」たち。
「十六」は四方八方至る所という意味で、
あらゆる場所に羅漢様が
     おられることを意味します。
桜のさく頃「御幸桜」の傘の下にいる姿は、
なかなか艶やかな世界が広がるのだそうです。


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