1970EXPOユニコレ⑬ エレクトリック・スパーク・ブルー 電力館


エレクトリック・スパーク・ブルー
合服は集団美と機能性を考えて、
キリッとした感じでまとめられた。
ブラウスとタイは白地に
エレクトリック・スパーク・ブルーの
稲妻模様をプリント
わざわざ別染させたものだ。
タイは取り外しができる。

電力館のマークをブローチにして
タイの胸元にとめている。
襟はスタンド・カラー。

夏服は半袖で
カーディガン・スタイル
エポーレットを付けて
ショルダーバッグの紐

かけるようにしている。

セレモニーのときは丈の短めの
銀色に水色の横ラインが
入ったケープをはおる


セミ・タイトのミニスカート。
機能性と軽快さを出した。
帽子はベレーの変形
斜めにかぶるのが可愛い。
太い水色と細い白色のライン
これに、靴、バッグがセット。

夏服はジャケットを脱ぎ、
ブラウスとスカート、
ミニのワンピースで装った。
夏用の帽子は合服用と逆で、
太い白色と細い水色
ラインで涼しさを演出。

フード付きのレインコートと
レインシューズは、
水上劇場用として使われた。

コスミック感覚のユニ
デザインしたのは 河合玲
京都に河合玲デザイン研究所
設立しデザイナーとして
活躍しつつ教育面にも
力を注いでいた人でした。

動くシンボルと考え、
電力館のイメージに
ふさわしい色として、
未来的な鮮やかなブルーを
使った河合玲という人、。
実は1971年の流行色は
"エレクトリック・スパーク・
ブルー"と定められていた
とか。

本館は四本柱の吊り構造で、
大屋根から吊り下げられた
"円型空中劇場"。
"電力ギャラリー"がワイヤーで
吊り下げられていました。

総重量約1,200トンを
4本の柱で支えていたのです。

原子力時代に到達するまでの
人間とエネルギーとの歴史、
ドキュメンタリー映画
太陽の狩人」が上映。



照明設備は特に工夫がこらされ、
内部照明は観客の流れや
時間によって変化しました。

原子炉内部の核分裂のイメージ
"アトミック・ボール"、
日本の電力地図"ワイヤー・マップ"
などが展示されていたそうです。





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