祇園さんご朱印巡り 後祭その壱


鯉山(こいやま)

八坂神社の神紋と瀧を登る鯉
ここも沢山の印がありました。

登龍門」の説話を
題材とする山。

龍門の滝をのぼる
鯉の奔放な勇姿は、
こちらも左甚五郎の作とか。
「御山一番」横に下がる白麻緒

滝に見立てます。

朱塗鳥居を立てて山の奥には、
朱塗の小祠が安置されます。
素盞鳴尊を祀っています。

波濤文様に統一された金具たち。

山を飾る前懸、胴懸、
水引、見送の数々

「B・B」という文字が
発見されたことで、現在の
ベルギー・ブリュッセル
1580~1620年の製作のものと
明らかになっています。



鯉から龍になる







町には幕が
広がっていました。

鯉山(こいやま)
 室町通六角下ル 鯉山町
 御利益:出世開運



八幡山(はちまんやま)

八の字が鳩文字で「八幡山」。

普段は会所の庭に
祀られている八幡宮
勧請して巡行する山。



鳥居には雌雄の鳩
夫婦和合が表わされます。

こららが左甚五郎作。

「写し」にて巡行されます。

六条醒ヶ井にあった
若宮八幡宮社から
分祀されたもの。





お前立ちとして、馬上八幡
木像が置かれます。











欄縁の彫金飛鶴は
河原林秀興 作と伝わります。



海北友雪
祇園会還幸祭図屏風」も
所蔵されています…
かなりの財力のあった山町、
そんなことを想像させます。

祇園祭のときだけの、
夜泣き封じ
鳩鈴」が出されます。

八幡山(はちまんやま)
 新町通三条下ル 三条町
 御利益:夜泣き封じ



役行者山(えんのぎょうじゃやま)

菊法螺に「役行者山」。

ちなみに聖護院の寺紋は、
十六弁の菊と法螺貝を
組み合わせの菊法螺



修験道の祖・役行者
一言主神、葛城神を安置、
役行者が一言主神を遣って
葛城山大峰山の間に
橋を架けたという
故事を表しています。



大半の山は吉符入りに
八坂神社の神職のお祓いを
受けられるのですが、
聖護院から山伏が参集、
採燈護摩供を行われます。

路上で護摩焚供養の儀式
行われるのは、
おそらく世界中でも
唯一ではないかと…

会所前には茅の輪くぐり

会所には所狭ししと、
前懸、見送り

装飾金物…



巡行の図
船鉾、綾傘もみられます。

こちら鉾町の地図。
応仁乱前」とあり、
その歴史を伝えていました。





会所には「役行者神腰掛け石
座して精神修行したとか、
手を当て全身の凝りを
解したとも伝わります。







役行者山(えんのぎょうじゃやま)
 室町通三条上ル 役行者町
 御利益:疫病除け・交通安全

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