イケフェス 2016〜 大同生命 大阪本社ビル
一本足で立っているようなビル
「大同生命 大阪本社ビル」
[特別展示]
「大同生命の源流"加島屋と広岡浅子"」
NHK朝ドラの舞台となった「加野屋」のモデルと
考えられる「加島屋」が店を構えた地に立つ
大同生命の本社ビル。
加島屋・広岡浅子・ヴォーリズ建築を伝える
特別展示に加え、ガイドツアーを実施します。
NHK朝ドラの舞台となった「加野屋」のモデルと
考えられる「加島屋」が店を構えた地に立つ
大同生命の本社ビル。
加島屋・広岡浅子・ヴォーリズ建築を伝える
特別展示に加え、ガイドツアーを実施します。
この展示は普段は平日しか、
見られないのですがイケフェスの
土日には特別公開をされていました。
[西横堀川方面から見た広岡家本家(加島屋)]「九転十起の女 広岡浅子 伝」より
「あさが来た」で話題だった頃に、
展示は見ていたので…
後日 天気のいい青空もと、
ビルの外観をカメラに収めました。
[大同生命旧肥後橋本社ビル]
「九転十起の女 広岡浅子 伝」より
新ビルは旧ビルの跡地に
1993(平成5)年に誕生したもの。
旧ビルの最上階のテラコッタが
南西の位置に飾られています。
「都市に一大美観を添えたい」、
大同生命2代目社長の広岡恵三が、ビル完成あいさつでのコトバ。
ヴォーリズの妻 満喜子の兄に
あたるのが恵三なのだという。
ヴォーリズは本社ビルに続き、
各地の支店を次々と手がけたそうです。
ただ残念ながら…
現存しているものはないと(T_T)
新ビルは近代的な外見ですが、
ここかしこに旧ビルのデザインが
受け継がれています。
新ビルは一粒社ヴォーリズ建築事務所と
日建設計の共同設計なのだそうです。
近江兄弟社グループの
一粒社ヴォーリズ建築事務所の
芹野与幸さんは
「地域にとって銀行とは何か、
人びとからどういう目で見られるかを
ヴォーリズは考えて設計した」と、
新ビルにDNA継承となっています。
屋上に教会の尖塔を模した
装飾の「ピナクル」は、
車止めなどのデザインとして、
いまは地上に降りています。
作品で、箱根の「彫刻の森美術館」には
4体揃って飾られています。
4体揃って飾られています。
新ビル自体は樹木に、
支えられているような出で立ち。
教会建築の聖堂を支える
柱のような構造になっています。
東側にある本郷新さんの
「太陽の母子像」(1976)。
北海道生まれの本郷さんは、
高村光太郎に師事。
稚内の「氷雪の門」をはじめ
北海道内に多数展示あるそうです。
寄り添うように立つ
「大同生命 南館」
デザインはシンプルながら、
本館との調和が見て取れます。
南館地下への階段?
金雲が壁に…
17 大同生命保険株式会社大阪本社ビル
所在地 :西区江戸堀1-2-1
建設年 :1993年
設計 :日建設計、
一粒社ヴォーリズ建築事務所