袖章とプロ野球④ スポンサー広告のセパ事情
今年は交流戦がありませんでしたが、
セ・パのスポンサー広告の
状況は少し違っています。
パは全試合で広告貼付がOK…
一方でセはホームゲームのみで
ビジターはNGなのである。
交流戦でパのチームが
セの球場で戦う場合、
広告のついていないユニを
着なくてはならないので、
パの用具係は神経を使うそうです。
スポンサー広告については、
「ユニフォーム等への
宣伝広告に関する取扱要領」
なるものがあって…
チーム名、チーム章、
都道府県名または都市町村名
及びそれらの頭文字は、
会長承認を要しないが、
それ以外は1ヶ所に一つのみ。
ちなみに帽子へ帽子の左横、
後方のいずれか1ヶ所。
帽子のツバには、
一切の表示はできないルール…
ALL STARのプラクティスユニには、
「がんばろう!日本」は付いたが、
もちろんコレは広告ではない。
西武鉄道創立100周年
記念シリーズのユニ。
スマイルトレインをモチーフとし、
電車の帯色ブルーとグリーンの
グラデーションをベースに、
胸部分には「SEIBU」ロゴ、
首・袖周りに4000系電車の帯色、
ライオンズカラーが入っていた。
原案では右袖に西武鉄道の
コーポレートロゴがあったが、
リーグ規定により通常ユニと同様
saitama seibu ロゴが貼付された。
コーポレートロゴは、
胸章として付けられたのです。
楽天のユニに戻る…
仙台の地にプロ野球チームが
創設されるという希望、
地元の人は仙台か東北の文字が
入ると思われていたようですが、
ユニに「東北」が入ったのは、
"がんばろう東北"のときが初。
シーズン開幕前、ユニに付ける
袖章と広告で付け替えが
プロ野球実行委員会から…
袖にチームマークとして楽天市場、
広告として楽天トラベル、
「楽天市場は親会社の楽天
そのものではないので
広告とみなされる」と勧告、
「楽R天」に付け替えたのである。
今年の9月11日からの
東京ドームでの3連戦、
ヤクルトユニでひと騒ぎがあった…
「がんばろう東京!
THE TOKYO CULTURE」企画、
"GIANTS"でなく"TOKYO"ユニに応じ、
2020 TOKYO燕パワーユニホームで
プレイしたのだが、
もともとが黄緑色のホームユニ。
2019年からスポンサー契約していた
コンテンツ会社 XFLAG™ スタジオの
ロゴをテープで隠していたのだ…
吉田大喜投手の投球の際に、
黄緑色のテープがポロリ。
動きにくかったことは否めず、
村上や坂口もテープを剥がし、
XFLAGロゴ付きでプレーした。
埼玉西武ライオンズの
ビジターユニには、
ユニフォームサプライの
マジェスティック社の
ロゴが付いています。
メーカーのロゴ自体が
“広告”扱いとされていて、
交流戦となると事情が変わり、
セ主催のゲームでは、
パはロゴ無しのビジユニを
用意しなければならない…
来シーズンはどうなるのか??