記憶の塗り替え~イマは笑える

仕事をする場所が変わって
40日くらいたちました。
仕事で「心が折れる」とか…
「泣きたくなる」って経験というか、
そういう感情になったことは
あまりないのだけども。
ちょっとオコリン坊になってるときがある。
こないだ届いたAERAは
あなたの怒りにはワケがある」って・・・
ワケってそんなん腹立つからやん。
ちょっと取っ付きにくいネタやん、
と思いつつも。
ページをめくると~
「逆説的だが、
自分のポジションや居場所が決まり、
我慢する状態になるまでの戦いの
期間はけっこうつらい。
新しい学校や、職場で誰とどうつきあうか、
何を優先するのかがわからずもやもやする
「5月病」的な常態ともいえる。
いったん、自分の立ち位置を決め、
我慢の常態になれば、
我慢が当たり前で、
我慢していることすら忘れる。」
そんな言葉をみて、
お構いなしに怒っているときがあるのは、
なぜだろうと思う。
でもでも、虎の不甲斐なさを見ると…
知らないうちに職場であったことが、
虎へのヤジに代わってしまっているのである。

コラムには
「怒りや憎しみにかられている時、
本人は不快だと思っている。
しかし、怒りのあまり我を忘れる、
という言葉があるように、
その瞬間は深いと自戒しておらず、
むしろ周りの人が迷惑をこうむる」と。
自戒せねばならぬ。

話はちょっと変わるが...
『続・最後から二番目の恋』の第3話、
「過去の恋は、笑って葬れ」に
和平と千明のこんな会話があった。
和平)あなたはどうしてそんなに
   普通に受け入れるんですか? 仕事のことまで。
千明)フフフ。う~ん。塗り替えたいんでしょうね。
   思い出とか記憶とか。傷を残さないために、
   塗り替えようとしてるんです。涼太との思い出も、
   涼太の中の、痛い私の記憶も。
   うん。新しい思い出に変えちゃえばいいのかなあって。
   今どきの言葉で言うと、
   記憶を上書きするって言うんですかね。わかります?

少し前に職場の先輩から
「いつが良かった?」と聞かれたことがあって、
本当に大変な時期を告げると、少し驚かれた。
怒ることも時には大切...
その時はホントに怒ってたし、喚いていた。
しんどかった時期を
”美化”してまでもとは言わないが、
”塗り替える”って意外と心地よいものです。
イマなら笑い飛ばせるってことですかね。

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