奈良博三昧ずの体験


夏の奈良は熱い!!
博物館だとクーラーが効いてるので、
最近は真夏の展覧会は風変わりな
企画展が行われてきました。
会期中いつでも、
そしてすべての作品や解説パネル、
展示室内の風景などの撮影がOK!!

ということでデジカメ片手に
観てきました!!

子ども向けに配られていた
「なぞとき!ざんまいずの探検
 あおじしの主を探して」なるもの…
大人だけどもらえましたよ。

Q お釈迦さまはどうして
やせ細ったすがたになったのかな?

 ① 夏バテしてしまったから
 ② 鹿にご飯を食べられたから
 ③ 海で泳ぎ続けたから
 ④ 厳しい修行をしたから

《釈迦如来立像(出山釈迦立像)》
 南北朝時代 14世紀

解説にはこうあります…
「仏教の開祖・釈迦は
6年間の苦行を試みたが、
肉体を苛(さいな)むことの
無益さをさとって山を出た
という。」
三重県 津市の福蔵寺 伝来。

Q この仏像は主に何で
 つくられているかな?

 ① 紙 ② 石 ③ 漆 ④ 金属

《力士形立像》重文
 奈良または中国・唐時代 8世紀

「奈良時代に盛行した
 脱活乾漆(だっかつかんしつ)技法で
 制作され、冠の紐や天衣などの
 芯として用いられた銅線が
 露わになっている。」

Q このお経は何を祈るために
 写されたのかな?

 ① 家族の健康のため
 ② 国の平和のため
 ③ お金持ちになるため
 ④ かしこくなるため

こんな子ども向けの
パネルもありました。

Q 指先にのせているものは
 次のうちどれかな? 

 ① ハスの花 ② 星 ③ お経 ④ 輪宝

《如意輪観音坐像》 重文
 平安時代 9~10世紀

《如意輪観音坐像 附像内納入品》
 鎌倉時代 13世紀 1275年(建治元)

大阪・四天王寺蔵華蔵院
ご本尊であったとか…

子ども向けキャプションは、
"あおじし"が語る。

"あおじし"のモデルはコレ
獅子ある仏さまの台座なのですが…

Q 三鈷杵はどれ?

③が正解で〜〜す。
いずれも密教法具でして、あと3つは
① 五鈷鈴 ② 独鈷杵 ④ 金銅羯磨

奈良の鹿は春日大社の神使…

神鹿は背に鞍の上に蓮華座、
その上に火焔宝珠形舎利容器
宝珠は水晶製、
三方に金銅製の火焔を付ける。
武甕槌命が鹿にのって
鹿島から春日に影向したさまを
表現しているのだとか。

聖徳太子像も出品されていました。

《南無仏太子立像》
 鎌倉時代 13~14世紀

二歳の春に東方を向いて合掌し、
「南無仏」と称えたという…

正解は東大寺…
伽藍は興福寺だから、
これが一番の難問でした。

帰りにカメラに納めた
興福寺の五重塔と東金堂
五重塔は120年ぶりの大改修
この風景も2年ほどオアズケとか。

《愛染明王坐像》 重文
 鎌倉時代 13世紀 1256年(建長8)

愛染明王坐像の説明は
"しろぞー"の担当。

Q この埴輪は、腰に何を
  つけているのかな?

 ① 刀 ② 弓矢 ③ かばん ④ 銃

《盛装男子埴輪》

奈良国立博物館の公式キャラクター
「ざんまいず」
奈良博三昧の開幕にあわせて
正式にデビューしたとか…
LINEスタンプも出たらしい。

「あおじしの主」この仏さま。
《文殊菩薩像》
青獅子に乗っています。
さきほどの《獅子》は
文殊菩薩像台座とみられていますが、
文殊菩薩は伝来していません…
文殊菩薩像台座の伝来は、
滋賀県大津市の園城寺
新羅善神堂 伝来といわれます。
新羅明神の本地が文殊菩薩とされ、
神仏分離の流れで失われたのやも。

「あおじしの主」"ちえひろ丸"
ならはく教育普及室」の
キャラクターのモデルです。

特別展
奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―
2021年7月17日(土)~9月12日(日)
前期:7月17日(土)~8月15日(日)
後期:8月17日(火)~9月12日(日)

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