明治村ふたたび〜西郷從道邸

明治10年代(1877-1886)に
西郷隆盛の弟 西郷從道
東京上目黒の自邸内に建てた
木造総二階建銅板葺の洋館。
海外に視察に出向き、
陸・海軍、農商務、
内務大臣を歴任、
維新政府の中枢に…
でも隆盛が明治政府から
降りてしまった後も、
従道は政府に残ります。
西南戦争後は大久保利通
暗殺されてしまいましたし、
薩摩出身者としては、
責任を果たしつつ、
風当たりの強くない場所を
選んだとのみかた、
最近はそんな評価が
広がりつつあります。
彼の生き様としては
そんなふうに理解されつつ
ある時代となりました。

在日中だったフランス人建築家
レスカスの設計と考えられています。

屋根に重い瓦を用いずに、
軽い銅板を葺いたり…
壁の下の方にレンガをおもり
代わりに埋め込んで、
建物の浮き上がりを
防いだりの工夫がみられます。





「西郷從道邸」
旧所在地 東京都目黒区上目黒
建設年代 明治10年(1877)代
【国・重要文化財】

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