八雲が愛した狐様〜松江・城山稲荷神社

「ほとんど、すべての家の戸口には、
特に、
他国の人の注意をひきそうなお札がある。
(中略)
このお札は、城内のお城山の稲荷さまから
いただいたもので、防火の護符である。
実際、木造建築に関する限り、これらの護符は、
松江で唯一の防火設備である。」
『知られぬ日本の面影』
 第7章「神々の国の首都」より
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、
通勤途中に散歩がてら、松江城内にある
ここ「城山稲荷神社」に立ち寄ったのだという。
石の鳥居をくぐると石の階段なのだが、
左右にあるのだけが狛犬で...
参道に鎮座するのは「狛狐」たち...
随神門のすぐそばには。
半笑いの狛狐...
吽像はすまし狐。
八雲さんの気に入っていたのはこの狐たち。
本殿をぐるりと狐が取り囲む。
境内裏にある稲荷社には信仰の
お稲荷さんが供えられておりました。
お狐さんを探せみたいになってます。
押し合いへし合いだコン!!!
尻尾はピンと立っていて...
稲荷の神紋「宝珠」に通ずるかも??
こちら随神門の装飾彫刻です。
月と太陽なのであります。

そして本殿のも名作なのであります。

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