砂の美術館ゆ。VOL.2
それでは再び「砂の美術館」へ・・・
エントランスホールにはsand sculptors なりきりボードがあった。
いきなり厳しい「ロシアの大自然」の一幕。
国土の多くをしめるシベリアは、
実は夏と冬の気温差が大きい地域。
北部の高緯度地帯には
樹木の生育がむずかしい
ツンドラが広がっていますね。
シベリアオオカミ、トナカイ、
オオワシなどが
リアルに表現されています。
トナカイは中でも古くから
家畜として飼われていて、
貴重な動力源でもあることは
今も変わりないのです。
そして遥か氷河期はマンモス。
「氷河に眠るマンモス」
「リューリク〜建国のヒーロー」
物語によるとリューリックをはじめとする
3人の兄弟がバルト海を渡って
北ロシアへやって来て
「キエフ大公国」を作ったとか。
リューリックが川をさかのぼって上陸し、
その土地の人々に受け入れられるシーン。
立体感がすごい!!
「キリスト教の受容」
こちらはロシア大聖教のルーツを描く、
ウラジミール1世が
人々をドニエブル川に浸からせ、
洗礼をしているシーン。
「タタールのくびき」
13世紀前半以降ルーシが
タタール(モンゴル)の支配を受けていた
400年間をこういう。
ロシアの人々がマーケットに来た
タタールの徴税官に
貢物を献上しているシーンだが…
ロシアの木製人形「マトリョーシカ」が愉快。
むかしウチにもあった気がするな...
「シベリア鉄道と
極東の都ウラジオストク」
「ソビエト連邦時代」
交わる鎌と槌で農民と労働者、
そして五芒星は
五大陸の労働者の団結を表す国旗デザイン。
1917年に起きたロシア革命の後の、
ソビエト社会主義共和国連邦…
いわゆる冷戦期として対峙していた
まさに象徴でもある。