野球いきもの学③ ネコ科ヒョウ属ライオン
百獣の王といえばライオン
マスコットの元祖はどうも、
太平洋クラブライオンズの
このライオンだったとか。
1974年にファンサービスで
ララという子ライオンを
飼い出したそうで…
写真中央の背広姿の男性は、
マーティ・キーナートさん。
ライオンの方はすぐに成長、
1年で手を負えなくなり、
長崎の動物園に引き取られた。
ライオンズは今も健在である。
埼玉西武ライオンズの
手塚治虫の「ジャングル大帝」の
レオはマスコットとしても、
身体能力抜群で今も人気者。
『ジャングル大帝』で
レオとむすばれるのは
ライヤという雌ライオンだが…
西武球団誕生3年目に
登場したのはライナ。
いまやYouTubeに
「ライナちゃんねる」
なるものを展開(*_*)
レオの妹という設定、
どうもキャラクターは、
お兄ちゃん、妹という
関係に留まるらしい(笑)。
西鉄ライオンズ時代の
ライオンの袖章のライオン。
1968年のシーズン後半から
登場したライオン。
西洋の紋章風になった。
西鉄グランドホテルの
シンボルマークとして、
グラフィックデザイナーの
西島伊三雄さんが手掛けたもの。
今でもホテルにみられます。
1966-1968のビジターユニ。
オレンジラインがホームユニにも
入ったのはカラーテレビの普及で、
質実剛健のライオンズにも
カラー化が押し寄せたということ。
袖章のライオンはエジプトの壁画風、
ライオンが唸りを上げ、
獲物に飛びかかる様を表現の舌、
「まるでアカンベーをしているみたい」
と不評だったとか…
太平洋クラブライオンズとなると、
こんな"おっさんライオン"が描かれる。
あのアメフトユニにも付いた…
あの東尾修さんが、
袖を通していたとは、
想像できないないのですが・
太平洋クラブライオンズのペナント、
こっちのはちょっと西鉄のテイストを
引き継いでいるように見えます。
もうひとつのライオン、
横浜ベイスターズの系譜の一つ、
松竹ロビンズの系列にあった
「ライオン」という球団。
国民新聞社をバックとして
設立された大東京軍が前身でした。
しかし官僚母体の経営は
苦しくて新たな支援先を…
1937年にライオン歯磨本舗と
スポンサー契約を結び、
チーム名も「ライオン軍」となる。
小西得郎監督のアイデアで、
猛るライオンは後ろ足で立つ
ライオンランパントが肩章に。
英国王室の紋章のなかでは、
スコットランドを表するとか。
野球体育博物館に残る
ライオン軍のジャンパー。
山田耕作作曲の応援歌は
「♪制覇に進む若き獅子」
戦後のライオン歯磨(株)は、
プロ野球とのタイアップに
舵を切ります。
ポスターは日本シリーズを告知、
パ・リーグを応援するために
作られたものでした。
※このブログはライオン株式会社の
ライオンミュージアムプロ野球編を
参考にしました。