人生の夏のような時間『KANO』


映画『KANO』の完成は
2014年2月のこと...
台湾では日本統治時代の映画に対して、
「日本の植民地支配を美化するのか」
「あんな映画は見るな」
            との声が聞かれたとか。
3民族が協力して近藤監督のもと
必死のプレーを見せる、
吳明捷(ご・めいしょう)の甲子園に
来てからも決勝進出まで3連投、
決勝の対中京商業戦では
右手人さし指の爪で割れ、
血染めのボールを投げ続ける姿。
ところで…嘉義農林の舞台である
台湾中南部に位置する嘉南平原は、
早期から“米都”と呼ばれていたそうです。
『KANO』のもう一人のキーパーソン
八田與一(はったよいち)という人。

台湾の水利事業に尽くし、
多大な貢献をした土木技師。
嘉南大圳
(かなんたいしゅう)は、
烏山頭(うざんとう)ダムから
北の濁水渓までの給排水ロは、
いまなお潤いを与えています。

ちなみに作業着姿の像は、権威を嫌った
本人の意向でこうなったのだとか。
戦中の金属供出で
一度撤去されていたのですが、
戦後偶然みつかって、
地元の人たちが隠し続けていたもの。
1981年に再び「珊瑚潭」という名の、
ダムを見つめているそうです。
当時と同じ大きさの甲子園は
高雄市の郊外に借りた広大な空き地に
まさに原寸大で等倍の甲子園大運動場」を
再現したのだそうです。

ただ甲子園といえば「黒土」…
日差しが強い現地ではすぐに
白っぽくなってしまったそうです。
黒い色を保つために常にジョウロで
水を撒いたりしたようですが…
最後は古タイヤを砕いたもの
混ぜて黒土作りに成功したのだそうです。
アゲイン』とあわせて、
この春の野球モノの2作品は大満足!!
高校野球のいつしかの決勝戦を思わせる
感動に溢れていました。涙が頬を伝ってました。
あ〜〜野球場に早く行きたいわ(・ω・)v


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