TARO100 ふたたび踊り出す《ダンス》
生まれて99年333日目、
2月26日は岡本太郎さん生誕100年。
「TARO100祭」プロジェクトが
各地で予定されている。
大阪で唯一のイベントになりそうなのが、
髙島屋は創業180周年を迎え、
1930年に大阪・なんばで開店して
80年になる髙島屋 大阪店で、
タイル画 《ダンス》 の復活だ。
3月の新装グランドオープンにあわせて、
7階レストラン街のエントランスに蘇るという。
当時制作に携わった 伊奈製陶、
現在の ㈱INAXの手によって修復が行われて、
今まさにスタンバってるのだという。
現在の ㈱INAXの手によって修復が行われて、
今まさにスタンバってるのだという。
修復作業が行われた愛知県常滑市にある
INAXライブミュージアムのものづくり工房では、
土日祝日に限って一般公開されているとのこと。INAXライブミュージアムのものづくり工房
【公開期間】 ~1月末日までの土日祝日
【時間】10:00~12:00、13:00~15:00
【公開期間】 ~1月末日までの土日祝日
【時間】10:00~12:00、13:00~15:00
髙島屋大阪店の大食堂に飾られていたのは、
1952年から1969年の間だけだった。
新しい芸術表現の手法として
タイル画に取り組み始めていた頃の作品。
「芸術はひろく
一般の身辺にふれるものこそ価値がある。
絵画も古い枠を打ち破って、
真剣に大衆との結びつきを
考えていかなければならない。」
岡本太郎さんが
『髙島屋美術部五十年史』に寄せたコトバ。
実は岡本太郎 氏と 髙島屋 との関係は深く、
東京日本橋髙島屋の地下通路壁面に
設置されたタイル画 《創生》 も彼の作品だ。
太郎さんの踊り出す《ダンス》とともに、
ほぼ40年ぶりに大衆との再会を果たす。
この作品は長い間、
木製パネルで覆われ、
公開するにも、大きい作品でかなり重く、
運搬するにはあまりに費用もかかるので、
眠っているしかなかったのだ。
縦2・4メートル、横3・5メートル、
およそ約5万7千枚のタイルで
描かれていた《ダンス》。
描かれていた《ダンス》。
それにしてもよくぞ残っていてくれたものだ。